冬のマーケット最終日となる31日、柴崎岳がスペイン2部テネリフェへ移籍した。

当初は同1部ラス・パルマスへの加入が濃厚と伝えられていたが、急転直下、同じカナリア諸島に拠点を置く2部テネリフェへの移籍となった。

代表レベルの選手としては異例の半年契約となったのは、シーズン終了後に1部のクラブへ移籍することを見越してのものだろうか。

今回は、柴崎が新天地に選んだスペイン2部で過去にプレーした日本人選手をご紹介しよう。

安永聡太郎

1997-98 ジェイダ(5位) 34試合4得点
2002-03 ラシン・フェロル(20位/降格) 12試合1得点

1995年ワールドユースで中田英寿、松田直樹らがいるU-20日本代表の「9番」を背負った安永。期待の若手だった彼だが、横浜マリノス(当時)での出番は限られていたため、1997-98にジェイダへ移籍し主力としてプレーした。

ただこの移籍は期限付きであり、1年で日本へ復帰。2002-03シーズンにスペイン2部へ再挑戦したが1部でプレーする機会はなかった。ちなみにジェイダは2011年に破産し、現在はジェイダ・エスポルティウに生まれ変わっている。

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