エールディビジ第27節、アヤックスは敵地でのエクセルシオール戦に1-1で引き分けた。

パトリック・クライファートの息子ユスティンの初ゴールが話題になったが、失点シーンはまずいパスミスから生まれたものだった。

ひどいパスミス…。やってしまったのは、アヤックスDFマタイス・デ・リフトだ。

今季デビューしたばかりのデ・リフトは、1999年生まれの17歳。CBとボランチでプレー可能な大型選手なのだが、今月オランダのフル代表に初招集され一躍話題になった。

そんなデ・リフトだが、失点シーンの前にはこんなプレーも見せていた。

一発のパスでアヤックス守備陣が裏をとられてしまった場面。5番のダビンソン・サンチェス(彼もまだ20歳)などは完全に諦めてしまっていたが、デ・リフトは猛追!

際どいタイミングであったが、決死のタックルを敢行して決定機を阻止してみせたのだ。

チームとしての守り方に問題があるようなシーンだったが、それを帳消しにする見事なプレーだった。

気になるデ・リフトのプレースタイルだが、アヤックスのコーチだったヴィム・ヨンクは「大きくて強い。完成された選手」でモダンなCBだと評価している。空中戦に強いだけでなく、両足を起用に使えるためにボランチでも起用可能。そういった特性があることから、アヤックスの先輩ヤン・ヴェルトンゲンと比較されることも。

ピーター・ボス(アヤックス監督)

「代表監督のダニー・ブリントとは連絡をとっているので、彼の計画については知っていた。

今は誰もがマタイスについて聞いてくるよ。数か月前のカスパー・ドルベアの時と同じようにね。

(招集は)筋が通っているよ。マタイスのパフォーマンスは17歳としては相当特別だからね。

昨日から見た人達は、彼を見くびっているよ」

驚きの代表選出にはDF陣の怪我の影響もあるのだが、ブリント監督は早速の起用についても否定していない。即代表デビューもありえるかもしれない。

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