先週末、J1で今季初勝利を収めたセレッソ大阪。

決勝ゴールをあげたのは、この日FW起用となった山村和也だった。

山村はセンターバックやボランチを本職とする選手だ。

しかし、その日本人離れした跳躍力を買われ杉本健勇との2トップを組むと、ユン・ジョンファン監督の采配が的中する。さらにゲーム終盤には5バックの一枚としてもプレーし、90分の中でFWとDFの両方を経験したのであった。

DFとMF、あるいはMFとFWを兼任する選手はいても、FWとDFの両方でプレーが可能な選手はそういない。そこで今回は、Jリーグの中からそうした稀な特性を持つプレーヤーを探してみることにしよう。

なお、「サイドバック」と「ウイング」の両方でプレーする選手は一定数存在するため、今回は「センターフォワード(CF)」と「ディフェンダー(DF)」という括りで選ぶこととする。