ロシアで開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ。
同大会は4年に一度開催されており、ホスト国と前回ワールドカップ王者、世界6大陸の選手権を制した合計8チームが2組に分かれ、各上位2チームが準決勝へ進出する。
グループステージも終了し、いよいよ準決勝が開始。28日はポルトガルとチリ、欧州王者と南米王者が激突した。
試合は10分までに、両エースのお膳立てから決定機が立て続けに生まれる。
チリはアレクシス・サンチェスの絶妙なスルーパスにエドゥアルド・バルガスが抜け出せば、ポルトガルもクリスティアーノ・ロナウドのクロスからアンドレ・シウヴァに決定機。しかし、チリはクラウディオ・ブラボ、ポルトガルはルイ・パトリシオ、両GKの好セーブでこれを阻止する。
その後はややチリが優勢に運びつつも拮抗した展開に。後半に入り、お互い積極的なプレーを見せたが、ゴールを脅かすまでにはいたらなかった。
延長戦では、残り3分を切ってチリが猛攻撃を繰り広げたものの、アルトゥロ・ビダルのシュートはポストを叩き、マルティン・ロドリゲスがこぼれ球に詰めるも枠を捉えられず。勝負はPK戦に委ねられる。
PK戦では、先攻のチリが3人連続で決めたのに対し、ポルトガルはクアレズマ、ジョアン・モウティーニョ、ナニが3連続でブラボに阻止された。
その結果、2015、2016年のコパ・アメリカを連覇しているチリが、3年連続で国際大会の決勝進出を決めた。