『New Straits Times』は6日、「天津権健のファビオ・カンナヴァーロ監督は、金だけのために中国へ来るのはやめろと語った」と報じた。
この数年で多くの外国人選手を獲得してきた中国超級リーグ。そのために大きな投資を行ってきた。
しかし一方で「世界最高額」の給与を受け取っているというカルロス・テベスは全く活躍できておらず、まだPKでの1得点のみ。今季限りで上海申花を離れる可能性が高まっている。
広州恒大でマルチェロ・リッピ監督のアシスタントを務めてから長く中国で働いているカンナヴァーロ氏は以下のように話し、金のためだけに来ても活躍できないと警告した。
ファビオ・カンナヴァーロ
「中国で成功できるかどうかは、個性によって異なる。
もし選手がモチベーションを持って中国に来るならば、本当に楽しむことが出来るはずだ。
しかしながら、もし選手がただお金を得るためだけに来たならば、ここで楽しむことは出来ないだろう。
中国でのサッカーは簡単ではない。フィットしていなければ、あるいは100%集中していなければ、このようなスタジアムでプレーするのは難しいものとなる」
(アントニ・モデストはお金を重視して中国に来たのではない?)
「リーグを変えて、アジアでプレーしようとするのであれば、もちろんお金は重要なものとなる。なぜなら、物事は栄光だけではないからだ。
しかし、私はトニー(モデスト)に我々のプロジェクトを伝えた。若いクラブであるが、今後2~3年で多くの成長をしたいと。そしてAFCチャンピオンズリーグで優勝したいとね」