『Globoesporte』は20日、「元ブラジルU-20代表FWケルロンが現役引退を発表した」と報じた。
ケルロン・モウラ・ソウザ、通称「ケルロン」は1988年生まれの29歳。
クルゼイロで若くしてプロデビューを果たし、U-17南米選手権でMVPを獲得するなど活躍を見せた他、ボールをヘディングでキープする「アシカドリブル」で世界中の話題をさらったことで知られる。
2008年にはイタリア・セリエAのインテルに加入。その際には外国人枠の問題で登録できず、1年間キエーヴォにレンタルするという手段を使ってまでの獲得だった。
しかしその後膝の怪我に悩まされるようになり、なかなかポテンシャルを発揮することが出来なかった。
2012年夏には日本の藤枝MYFCに加入し、22試合で9ゴールという成績をあげたものの、1年半で退団。
その後はバルバドスやアメリカ、マルタ、スロバキアなどのリーグを渡り歩いたもののあまり成績を残せず。夏にスパルタク・トルナヴァを離れてからはフリーになっていた。
ケルロンは自身のブログで引退を表明し、「僕は怪我に負けてしまった。膝の靭帯を6回、足首を2回手術した」と過酷なキャリアだったことを明かしている。