『Tribunale delle Roma』は26日、「シルヴィオ・ロッシ医師は、ローマほどの靱帯損傷者続出は奇妙だと話した」と報じた。
先日DFリック・カルスドルプが前十字靭帯を負傷し、半年以上の離脱となったローマ。
2014年にケヴィン・ストロートマンが2年離脱してから、ローマでは10名もの選手が靭帯を損傷しており、長いリハビリを余儀なくされている。
その原因は何なのか?シルヴィオ・ロッシ医師は以下のように話し、複数の要因が重なっていると予測した。
シルヴィオ・ロッシ
「現代のサッカーにおいては特殊なものだ。これほどの悪夢に対処しなければならなくなったチームは多くない。
練習の種類、性急なリハビリ、グラウンド、スパイクのスタッドなど、多くの要因がある。
スタッドは今でも重要だ。多くのスパイクは長方形、または非正方形の物を使用している。地面に刺さった際に不自然なひねりを起こすことがある。
不運であることは確かだ。実際に科学的な説明をする事はできない。これらの事柄の全てが少しずつ影響しているといいたいが、いずれにしても明言することは出来ない。何かがうまく行かなかったことは明らかだが。
前十字靭帯の損傷は、基本的に過負荷とねじれで起こるものだ。体重の4~5倍の力を受け止める必要があるが、500kgを支える力はない。
10名もの選手がローマで同じ負傷をしたことは興味深いことだ。筋肉障害の多発だと言わざるをえない。練習で何かがあるのだろう。
今日の選手は狂気とも言えるフィジカル要素を求められている。プレシーズンの3週間も含めてだ。ツアーで強豪との7試合をプレーするのだ。
これは他のチームも同じであるが、例えばレアル・マドリーには40名の選手がいる。とはいえ、それでも筋肉系の負傷が多い。クリスティアーノ・ロナウドやギャレス・ベイルもそうだ。ただ、彼らには他の選択肢がある。
完全なプレシーズンキャンプを行えたチームを見れば、ローマのような負傷続出はない。ナポリやラツィオのように」