有力経済メディアの『Forbes』は、「ACミランは遅かれ早かれすぐに売られる」という記事を掲載した。

今年4月にシルヴィオ・ベルルスコーニ氏から中国人実業家のリー・ヨンホン氏に経営権が移ったミラン。

しかし、そのリー・ヨンホン氏にはこの所疑惑が相次いで浮上している。所有していると言われたリン鉱山の実体はなく、資金を貸し付けているエリオット・マネージメントはいわゆる「ハゲタカファンド」である。

クラブは経営がうまく進んでいることを強調するも、その内情は明らかになっておらず、各所から心配の声が上がっている。

調査を行っていたマイク・オザニアン記者のレポートによれば、もはやミランの再売却は避けられないという。

マイク・オザニアン

「ACミランがすぐにバーゲンプライスになったとしても、驚かないでほしい。

私がら見て、ミランはおそらくチャンピオンズリーグを逃す可能性が高く、そうなればまた売られる事になるだろう。遅かれ早かれ、リー・ヨンホンが買った額よりも、安い評価で。

一方、おそらく最も重要なのは、これに至るまでの調査である。

リー・ヨンホンがミランを買うという契約書にペンを入れようとするときに、サッカーを管理する組織は一体何をやっていたのか?

エリオット・マネージメントのような『ハゲタカファンド』は、失敗した会社に負債を抱えさせて買い取ることがよくある。それはペルーやDRコンゴ、アルゼンチンなどでも行なわれてきた。

ミランのローンは3億ユーロ(およそ392.9億円)。そのうち1億8000万ユーロ(およそ235.8億円)はミランを助けるもので、残りは選手獲得のための資金だ。

その返済は2018年10月が期限となっている。利子は11.5%、一部は7.5%である…」

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