『L'Equipe』は14日、「国際サッカー連盟(FIFA)はナイジェリアとガーナを資格停止処分にすることを示唆した」と報じた。
現在ナイジェリアではサッカー会長の座を巡って裁判が行われている。かつて会長選挙で戦ったグリス・ギワ氏が投票結果の無効を宣言し、裁判所がその訴えを認めた。
サッカー連盟側は裁判の命令に従う形でギワ氏にオフィスを明け渡すも、FIFAは依然としてピニック氏を会長と認めている。
たとえ裁判の結果であるとしても、FIFAはサッカー連盟に対する第三者の干渉を禁じている。
今回ナイジェリアに対しては「20日までに事務局をアマジュ・ピニック氏らのグループに明け渡さない限り、資格停止処分とする」と通告したという。
また、ガーナでは現在サッカー協会会長を務めていたクウェシ・ニャンタキー氏が暫定的に活動停止となった。おとり取材でニャンタキー氏らが賄賂を受け取っている隠し撮り映像が放送されたことにより、協会自体が政府から解散命令を受けたのだ。
ガーナに対しては、FIFAから「27日までに解散命令を取り下げない限り、資格停止処分を課す」という通告が行われている。
もし資格停止処分となった場合、当該の協会に属するあらゆる代表チーム、クラブチームが国際大会に出場できなくなる。ナイジェリアは現在U-20女子ワールドカップに出場しているが、それも即刻失格処分となる可能性が高い。
また9月から行われるアフリカネイションズカップの予選にも参加できなくなり、大きな影響を及ぼすことは必至だ。
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