『Mirror』は3日、「元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏は、エデン・アザールを獲得しなかったことについて話した」と報じた。
2012年にリールからチェルシーに移籍したアザール。その際にはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、レアル・マドリーとの獲得競争があったという。
ユナイテッドはその際、リールが求めた移籍金を支払うことを拒否して彼の獲得から撤退している。
なぜ早々に競争から降りたのか。当時監督を務めていたアレックス・ファーガソン氏は以下のように話し、価格を考えれば香川真司のほうが価値を感じたと語った。
アレックス・ファーガソン
「ユナイテッドにとって良い契約かどうかを考える場合、基準というものがある。私は選手の価値を考える。例えばアザールだ。私にとっては高すぎる価格だった。
彼はいい選手である。しかし、3400万ポンド(およそ50億円)か?
いずれにしろ我々が今見ているものは、トッププレーヤーを買うための金額が……移籍金だけではなく、給与、そして代理人への手数料が、現在馬鹿げたものになっている。
アザールの契約において、チェルシーは代理人に600万ポンド(およそ8.84億円)の手数料を払っている。サミル・ナスリのときも我々はそうだった。
それらはすべて、選手の価値をどう考えるかだ。私はそれらの選手(を獲得したチーム)を羨ましがってはいない。
我々はアザールの価値を考えた。そして、それは他のチームよりも下回るものだった。
それがうまく行かなかったとしても、我々は当惑しない。我々は香川真司がいい価値を持っていると思った」