先週末に行われたスペイン2部リーグでの出来事が大きな話題になっている。

それはエスタディオ・サント・ドミンゴで行われたアルコルコン対レウス・デポルティウの試合で発生したものだ。

降格圏内に沈んでいるレウス・デポルティウは、選手たちに3ヶ月給与を支払うことが出来ていない。このままでは冬に12名の選手がフリーエージェントになる予定で、シーズン終了までに破産する恐れもあると言われる危機的状況だ。

そのため、キックオフの笛が吹かれても選手たちは肩を組んだままプレーを拒否し、1分間動かずに抗議の姿勢を示した。

しかし、労せず得点を奪うことができるはずのアルコルコンの選手たちは、それに協力するように後方でボールを回し、抗議活動を支援したのだ。

さらに、アルコルコンの競技場に駆けつけたサポーターもその姿勢を拍手で歓迎したのである。

この場面は大きな話題になり、サッカーファンの間では「アルコルコンの素晴らしいジェスチャー」として称賛されている。

ただ、アルコルコンは結局この試合で0-1と敗北してしまい、2部の首位から陥落してしまっているのだが…。(動画はYoutubeに飛んで御覧ください)

一方、レウス・デポルティウは勝点3を加えたことで19位にまで浮上。連敗を4で止め、残留争いをする上で大きな白星を獲得している。

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