現在はトッテナムを指揮しているジョゼ・モウリーニョ監督。かつてはチェルシーの監督としてチームをイングランドのトップクラブに成長させた。

2004年の就任会見では「自分はスペシャル・ワンだ」という名言も…。

多くの栄光に導いたモウリーニョであるが、2007年には成績不振のために突如解任されることに…。

『Athletic』のインタビューに答えたMFスティーヴ・シドウェルによれば、その際にはドログバやランパード、テリーらが泣き叫んでいたという。

スティーヴ・シドウェル

「特に緊張関係にあったわけでもなく、トラブルもなかったよ。

メディアではいろいろ言われて沸騰していたが、内部には特別なことは何もなかったんだ。

選手たちはみんな団結していたし、誰もモウリーニョ監督と対立してはいなかった。ドレッシングルームの統率を失っていたわけでもない。

妻とともに空港に向かっている時、ラジオのニュースでモウリーニョ監督の解任を聞いた。それから練習場の会議に招集された。

ジョゼが別れを言ったとき、静寂に包まれた。ドログバ、ランパード、そしてジョン・テリーら強い男たちが床に突っ伏して、間違いなく涙を流していた。

自分もこみ上げるものがあった。自分もチェルシーにつれてきてくれたことに感謝し、午後にはジョゼに電話した。

彼は『君がこれから素晴らしいキャリアを歩むことは疑いがない』と話してくれたよ」

モウリーニョ監督はその後インテルとレアル・マドリーを指揮し、2013年にチェルシーへと復帰。リーグ優勝を果たしたものの、また2年半後に解任の憂き目に遭っている。

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