「ゴールポーチャー」という言葉がある。得点のみを狙うリアルストライカーを示すもので、それが賛辞として使われることは近年それほどない。

しかし、そのような点取り屋受難の時代にもスタイルを崩さなかった選手たちもいる。『Planet Football』はそんな「偉大な現代のゴールポーチャー」を特集した。

フィリッポ・インザーギ

「見よ、彼はほとんどサッカーができない。しかし正しい場所に行く方法を知っている」とヨハン・クライフは言った。それは褒め言葉ではなかったのかもしれないが、彼が持っているタイトルの数を見ればむしろ最大の賛辞かもしれない。

彼はワールドクラスのサッカープレーヤーではなかったかもしれないが、間違いなくワールドクラスの点取り屋であった。