日本代表FW南野拓実がプレーすることになったリーグアン。

名門リヨンを率いているのは、元Jリーガーでもあるピーター・ボス監督だ。長年にわたってボス監督の右腕を務めてきたのが、オランダ人アシスタントコーチのヘンドリー・クルーゼン。

57歳の同氏はヘラクレス・アルメロ、マッカビ・テル・アヴィヴ、アヤックス、ドルトムント、レヴァークーゼン、そして、リヨンで指揮官に仕えてきた人物だ。

だが、昨年加わったばかりのリヨンをわずか1年で退団。ボス監督のもとを離れ、古巣ヘラクレスに戻ることを決断した。『Tubantia』によれば、その理由はフランス語に苦労したことだったそう。

ヘンドリー・クルーゼン(ヘラクレス アシスタントコーチ)

「ベストを尽くしたし、レッスンも受けたが、理解できなかった。

選手と話すことがとても難しくなった。ピーターは私が弱っていくのを見ていたし、私は勇気を失い続けた」

「(国外での生活が長く)子供たちに会うことや彼らを抱きしめることができないでいた。その全てが恋しかった。

余剰な人員になったり、もっと多くの金を貰うこともできたはずだ。だが、それは自分ではない。

月末の給与明細はこれまでと全く違うものになったが、金が全てではない」

言語面での適応に苦しみ、母国帰国を決断したという。ボス監督も彼の苦悩を語っている。

ピーター・ボス(リヨン監督)

「ヘンドリーとは23年も一緒に働いてきた。アシスタントコーチというだけでなく、相棒であり親友でもあった。

『ピーター、自分はフランス語を話せない』と休日に電話してきた時はつらかった。

選手とはコミュニケーションを取らなければならないし、選手全員が英語を話せるわけではない。

彼にとってはあまりに難しいことだった」

なお、リヨンは新たなアシスタントコーチに、元フランス代表FWリュドヴィク・ジュリを指名。

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