熱戦が続くFIFAワールドカップ・カタール2022。

日本に初戦で敗れたドイツは屈辱のグループステージ敗退となっている。

そのドイツをはじめとする欧州各国はカタールの人権問題などに抗議するOne Loveキャプテンマークを着用する予定だった。

だが、FIFAから制裁を受ける可能性があるため、着用を断念。その代り、ドイツは日本戦の試合前に口を塞ぐポーズを見せた。

この行動は国内外で物議を醸すことになったが、『Sportschau』によれば、当のドイツ選手たちもこの問題に苛立ちを覚えていたという。

キャプテンマークをめぐる騒動は選手たちを悩ませる負担になっていたそうで、着用中止になった後に他の行動が求められた際には、「手段として利用されている」と感じていたそう。

日本戦前にジェスチャーを行うことに賛成していたのは、ドイツサッカー連盟(DFB)の上層部と一部の選手だったという。

レオン・ゴレツカのアドバイザーで、DFBとも契約する人物がこのジェスチャーにかかわっているようだ。

当初はハートマークのポーズをすることが提案されたが、チームの大部分はそれを拒否。イスラム教徒への侮辱とみなされる可能性があったことも理由だったそう。

その後、口を塞ぐポーズがチーム内で受諾されたが、賛成派は多くなかったとのこと。

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また、日本に敗れた翌日にはチーム内で政治的ポーズなどについての長い議論が交わされた。そして、日本戦以降はサッカーだけに集中することを決めたという。

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