昨年末のワールドカップで失意の敗退を味わったポルトガル代表。
クリスティアーノ・ロナウドを大会中に控えに降格させたフェルナンド・サントス監督は大会後に退任し、ロベルト・マルティネスが新指揮官に就任した。
そのマルティネス監督は、最新の招集メンバーを発表したが、40歳のDFペペ、そして、38歳のロナウドも名前を連ねた。指揮官はその理由をこう説明している。
「(ロナウドとペペを招集しないことを考えたか?)
いや、このキャンプはルクセンブルクとリヒテンシュタイン戦に向けたものだ。
若手たちが経験豊富な選手から学べるのはいいこと。現時点で、年齢が重要な要素だとは思っていない」
「(ロナウドについて)
カタールW杯のメンバーだった26人全員と会談した。彼らと話すこと、そのコミットメントを知ることは重要だ。
ロナウドは非常にコミットする選手。それが私の評価だ。彼は経験をもたらせる選手であり、このチームにとって非常に重要。
年齢や他の面は見ていないし、クリスティアーノにはチームを助け、経験を伝えるチャンスがある。
このキャンプはここにいる選手たちにとって重要。勝利のために、競争力あるチームを作るために自分たちの能力を見せつける。クリスティアーノも他の選手たちと同様だ。
(ロナウドの招集は一番楽な決断だったのか)
いや、私はチームのために重要な決断を下したい。サッカーは勝つため、成長するための策を練ること。
私はキャリアのなかで楽な決断を下したことなど一度もない。私には将来のビジョンがある」
大ベテランの2人を呼ぶことに躊躇はなかったとのこと。
ポルトガルは24日にリヒテンシュタイン、27日にルクセンブルクとのEURO予選を戦う。