今年からクリスティアーノ・ロナウドがプレーしているサウジアラビアのアル・ナスル。
同クラブでスポーツディレクターを務めているのは、45歳のブラジル人マルセロ・サラサール氏だ。現役時代はフットサル選手としてプレーし、渡欧後にポルトガル代表になった経験を持つ人物である。
2011年から中東で働いてきた彼は『Globo』のインタビューでロナウドについてこう話していた。
「我がクラブによる非常に野心的な移籍だった。素晴らしいと言っていい。
なぜなら、クリスティアーノ・ロナウドほどの選手をここ中東でプレーさせることは、世界のサッカー界に衝撃を与えたからだ。
そして、その効果は、半年後にカリム・ベンゼマ、カンテ、ロベルト・フィルミーノ、ネイマール、マウコンといった選手たちへの扉を開くことになった。彼らはここに来てプレーすることを決めた。
クリスティアーノがこのリーグにもたらしたのはこの可視性だった。
当然ながら、選手だけでなく家族たちも、ロナウドが家族と一緒にここにいることや彼の子供たちがここの学校に通っていることを知った瞬間から『彼らがここに住んでいるのなら、私たちも』と思うようになった」
ロナウドのサウジ移籍はサッカー界に衝撃を与え、その影響力は他のスターたちにも波及したと感じているようだ。
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なお、マルセロ・サラサール氏を中東に誘ったのは、大分トリニータやジュビロ磐田でも指揮を執ったブラジル人のペリクレス・シャムスカ氏だそう(現在はサウジのアル・ターウーンで監督を務めており、それ以前にもカタールやサウジのクラブを指揮してきた)。