2034年のFIFAワールドカップ招致を目指すサウジアラビアは、国内外でサッカー界に莫大な投資を行っている。
政府系ファンドのPIFはニューカッスルを買収したほか、国内5クラブも保有するようになった。破格の資金力を有することになったニューカッスルは20年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグに出場している。
『Independet』によれば、PIFはニューカッスルと同規模の欧州クラブをさらに買収しようとしているという。
その筆頭候補は、バレンシアとマルセイユだそう。すぐにPIFが買収に乗り出すような段階ではないものの、代理を務める仲介者がそのプロセスを進めているとのこと。
ピーター・リム会長が保有するバレンシアは2022-23シーズンのリーガで16位と低迷。新メスタージャのスタジアム建設も中止されたままだ。
ただ、スペインは2030年のW杯開催が決まったことで、それまでにスタジアム移転を完了させるための資金提供をバレンシアに行う可能性がある。
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そのため、フランスの名門であるマルセイユもターゲットになっているとのこと。もしそうなった場合、カタールが保有するPSGとサウジが保有するマルセイユによる中東代理ダービーということにもなるが…。