ドイツ・ブンデスリーガの盟主であるバイエルン・ミュンヘンが、DFBポカール(カップ戦)の2回戦で3部のザールブリュッケンに敗れるという大波乱があった。

バイエルンはこの試合で復帰したばかりのノイアーや20歳のフランス・クレツィヒ、出場機会が乏しかったブナ・サールらを先発起用。

ハリー・ケインやセルジュ・ニャブリ、キングスレイ・コマン、ジャマル・ムシアラらをベンチスタートとし、ターンオーバーしながらの戦いとなった。

その中で16分にトーマス・ミュラーがバイエルンに先制点をもたらしたものの、前半終了間際にザールブリュッケンのパトリック・ソンテイマーに同点弾を決められてしまう。

そして1-1で迎えた試合終了間際の後半アディショナルタイム、ザールブリュッケンのティム・シヴェヤが右サイドを抜け出してクロスを入れると、それをマルセル・ガウスが合わせて追加点。

この結果、3部リーグを戦っているザールブリュッケンがバイエルン・ミュンヘンを2-1で撃破して3回戦へと進出することに成功している。

ザールブリュッケンは1930年代にドイツ屈指のクラブであり、1964年のブンデスリーガ創設時に参加した16チームの一つという古豪。

ただそれからは下部リーグを行き来するような存在となり、2000年代には財政難によって5部までカテゴリーを下げていた。

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今季はドイツ3部リーグで戦っており、現在は20チーム中15位と残留を争っている立場にあるものの、DBポカールでは見事なプレーで「ジャイアント・キリング」を成し遂げることに成功したようだ。

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