U-17日本代表は17日、U-17ワールドカップのグループ第3節でセネガルと対戦し、2-0で勝利。グループ3位でラウンド16進出を決めた。

ここまで1勝1敗のアジア王者日本に対し、アフリカ王者セネガルは2連勝。すでにラウンド16進出を決めているためメンバーを落としてくることも予想されたが、10番のアマラ・ディウフやポーランド戦ハットトリックのイドリサ・ゲイなどはスタメンで起用してきた。

日本は4-4-1-1のシステムを採用。GKが守護神の後藤亘、DFは右から柴田翔太郎、本多康太郎、土屋櫂大、キャプテンの小杉啓太と並び、中盤の底に中島洋太朗と今大会初スタメンの矢田龍之介。サイドは右を佐藤龍之介、左に吉永夢希を務め、前線はシャドー気味に徳田誉、トップには井上愛簾が入った。

試合は開始からセネガルペース。日本は相手のスピードと個で剥がしてくる力に手を焼き、我慢の展開を余儀なくされる。それでも連続失点を喫したアルゼンチン戦を教訓に序盤を高い集中力で乗り切り、ロングボールで陣地を回復しつつ堅いブロックでセネガルを迎え打つ。

そうしたなかで前半、セネガルはGKセリーニュ・ディウフと10番アマラ・ディウフが立て続けに負傷。それぞれ交代を強いられ、試合もスコアレスのまま折り返す。

後半もセネガルの時間で始まったが、後藤のスーパーセーブなどで得点を許さず。

55分に日本は選手交代し、矢田と徳田に代えて山本丈偉、そして2試合連続ゴール中の高岡伶颯を投入。するとそれまであまりなかった前から行く姿勢も見せてセネガルを慌てさせる。

迎えた62分、佐藤と柴田で右サイドを崩し、完璧なクロスを高岡が頭で合わせた。

高岡の3試合連続となるゴールは、苦しい状況での貴重な先制弾となった。

その後も勢いはセネガルにあったが、72分、高い位置での守備から再び高岡。献身さとGKの隙を見逃さないクレバーさで今大会4点目となる追加点を挙げる。

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以降も集中した守備を見せた日本は、セネガルに2-0で完封勝利。アルゼンチン、セネガルと勝ち点6で並び、得失点差のグループ3位でラウンド16進出を決めている。

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