日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催する「JPFAトライアウト」が今月12、13日に開催された。今季契約満了を言い渡されたJリーガー(元Jリーガーも含め)たちがピッチ上でスカウトたちにアピールした。
カンボジア1部ティフィー・アーミーを半年で契約解除されたDF高木利弥(31)は13日に参加し、25分間の11対11のゲームで高精度の左足ロングフィードを見せてまだまだ健在であることを知らしめた。
トライアウトを終えた高木は「体の状態はそこまでいいっていう感じじゃなかったんですけど。まだこういう機会もなかなかなかったですし、楽しかったですね」と充実の表情を見せた。
この日は左サイドバックで入り、攻守で存在感を見せた。時折見せる左足のキックは正確かつ鋭い弾道で味方の足下、危険なスペースにピンポイントで落とすなど際立ったプレーも垣間見えた。
高木は「左足のキックだったりとかっていうところは持ち味でもあったので、多かれ少なかれ出せたかなと思っています」と胸を張った。過去にモンテディオ山形、柏レイソル、松本山雅とJ1でプレーした実力者は、このトライアウトで異彩を放つプレーを見せていた。