決勝トーナメントの戦いが始まったアジアカップ。
石井正忠監督が率いるタイ代表はグループFを2位で突破した。サウジアラビアと0-0で引き分けるなど1勝2分で通過を果たし、いまだ無失点を続けている。
『Thai Rath』によれば、石井監督はこんな話をしていたそう。
「(0-0で引き分けた)オマーン戦後、マダム・パンが我々に美味しいタイ料理を食べさせてくれました。美味しい食事はサウジ戦でのパフォーマンスにも影響しました。
マダム・パンは食事以外のこともケアしてくれています。サッカー選手に必要なのは、チームが良い身体と練習を与えること。マダム・パンにとても感謝しています」
マダム・パンことヌアンパン・ラムサム氏は、タイ大手の保険会社の会長兼CEOを務める57歳の実業家で、タイ代表のチームマネージャーでもある人物。
中国系でもあるラムサム家は、タイの銀行業界と保険業界で大きな力を持っており、ヌアンパン・ラムサム氏の父親は民主党に属する政治家でもある。
タイ代表は30日にウズベキスタンとの決勝トーナメント1回戦を戦う。