リヴァプールのリーグカップ優勝に貢献した日本代表MF遠藤航。26日にウェンブリーで行われたチェルシー戦では120分間奮闘し、試合後には松葉杖姿になっていたほど。
リヴァプール公式は、そんな遠藤が決勝戦で見せたプレーを動画にまとめて公開している。
You can't spell Wataru without a big W 🇯🇵
Enjoy his best bits from the #CarabaoCupFinal... pic.twitter.com/BfcOTa3XpJ
— Liverpool FC (@LFC) February 26, 2024
この試合ではリヴァプールGKクィービーン・ケレハーも素晴らしいプレーを披露。コール・パーマーの決定的シュートをセーブしたのだが、その直後、こぼれ球につめようとした相手を遠藤が決死のブロックで阻止した。
このプレーに現地ファンたちは「あのセーブは素晴らしかったが、リバウンドに対する遠藤の渾身ブロックを見たか、リアルサムライだ」、「遠藤のブロックも忘れちゃならない。なんてタックルなんだ!」などと反応している。
また、BBCもこのようなファンの声を取り上げていた。
「リヴァプールは遠藤獲得に1600万ポンド(30億円)を支払った。1.1億ポンド(209億円)のオファーをモイセス・カイセドに拒否された後、急遽彼を補強した。大概のファンたちは失望し混乱した。こいつは誰なんだ…と。
だが、この中盤の戦士を疑ったことについて謝らないリヴァプールサポーターはどこにもいないだろう。
31歳の遠藤は人生最大の試合で平然とプレーし、自分より若く高額なカイセドを完全に打ち負かして圧倒した。この日本代表は今季最高の補強選手のひとりであることを証明してみせた。
ウェンブリーでの彼は120分間に渡り、まさしくヒーローだった。決死のクリアに、中盤で数え切れないほどのデュエルに勝ち、スマートにパスを回し、チーム全体の戦術的セットアップの土台を提供した」
リヴァプール優勝の立役者のひとりになった遠藤。ユルゲン・クロップ監督は試合後には見たことがないほど足が硬くなっていたと話していたが、幸いにも深刻な怪我ではないとのこと。