今シーズンのバルセロナで大ブレイクを果たした16歳の天才アタッカー、ラミン・ヤマル。

すでにスペインのA代表にも招集されており、さらに出場機会も奪取。ピッチの上でもインパクトあるプレーを見せており、将来のスター選手だと期待を受けている。

そこで注目されているのが、この夏に行なわれる大きな大会に出場するのかどうかという点だ。今年は6月にEURO2024、そして7月にパリ五輪が行なわれる予定で、スペイン代表はその両方でプレーする。

ただ、ラミン・ヤマルは『Mundo Deportivo』のインタビューに対して以下のように話し、両方に出ることは避けたいと考えていると明かしたそうだ。

「EURO2024とパリ五輪、その両方に出ることは論理的ではないよ。なぜなら、僕はキャリアを始めてからずっと『負担を抱えすぎないように』考えながらプレーしてきたからなんだ。

そして、両方に行くことはあまり意味がないだろう。もし行かなければならないのであれば、結局はスペイン代表でプレーするのは夢であるけどね。

ペドリはいい例だよ。何が起こり得るかという点でね。

もしどちらかを選択しなければならないのであれば…他の要素がどうなるかにもよるけど、フル代表のEURO2024だね」

バルセロナでともにプレーしているペドリは、2020-21シーズンに17歳でレギュラーを確保し、さらにEURO2020と東京五輪に出場。デビューからすぐに公式戦73試合でプレーするという離れ業を見せた。

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ところがそれから度重なる怪我に悩まされており、2021年から現在までの間に8回もの負傷を経験。その離脱期間は3年で430日に達し、73試合を欠場している。

ラミン・ヤマルはチームメイトであるペドリが経験したことを見て、無理をしすぎないようにキャリアを進めているのだという。16歳にしてなんという冷静さ…。

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