なでしこジャパンこと日本女子代表は、10日にSheBelieves Cup 3位決定戦でブラジルと対戦した。

田中美南のゴールで前半に先制するも、後半に訪れたPKのチャンスは田中美南が失敗。すると、その5分後にブラジルが同点に追い付き、1-1のまま試合はPK戦へ突入する。

そこでも、ブラジルGKロレーナが清家貴子、長野風花、長谷川唯と3人連続でPKを阻止。3人全員がPKを決めたブラジルの勝利となった。

日本が蹴ったPK4本を全て止めたGKロレーナは26歳の守護神。

昨年3月に練習で左膝前十字靱帯を断裂する大怪我を負い、今年3月になって1年ぶりに復帰したばかりだった。『Gazeta Esportiva』などによれば、試合後にこう話していたそう。

「サッカー人生でPKはずっとハッピー。(GKが)決定的な存在になれるから。とても嬉しい。このセーブはいい状態で復帰するためにずっと取り組んできたことの成果。

今がベストな状態でないことは分かっている。でも、勝つために毎日懸命に取り組んでいる。このPKはずっと寄り添ってくれた家族、夫、息子に捧げる。

とても興奮している。あんな難しい怪我を負って復帰できるなんて。とても難しいものだった。このユニフォームを着てここにいられることにとても感謝している」

身長183cmの彼女はPKを得意にしているようだ。

「靭帯損傷から世界最高レベルに復活した9選手」

なお、アメリカ対カナダの決勝戦も2-2のスコアでPK戦に突入し、5-4でPK戦を制したアメリカが優勝を遂げている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名