先週末に最終節を迎えたイングランド・プレミアリーグで2位という結果となったアーセナル。マンチェスター・シティの後塵を拝したとはいえ、最後まで優勝争いに絡む良いシーズンとなった。
その中で、終盤戦になってレベルの高いプレーを見せたのが日本代表DF冨安健洋。主に左サイドバックとして起用され、多くの試合で勝利に貢献する活躍をした。
さらにエヴァートン戦では1失点したあとに追いつく同点弾を奪い、チームの逆転勝利に大きな役割を果たした。
『Just Arsenal』はその冨安健洋について以下のように評論し、このままのパフォーマンスが続くのであれば彼を左サイドバックとして起用すべき…と主張した。
「アストン・ヴィラに負けてしまったことを除けば、アーセナルは4月からシーズン終了までパーフェクトな成績を収めた。選手全員がその快進撃に貢献したが、縁の下の力持ちとなった冨安健洋が左サイドバックとして見せた傑出したパフォーマンスは高い評価に値する。
今季左サイドバックのポジションは少し心配だったが、プレミアリーグの重要な場面で冨安はステップアップし、守備でも攻撃でも大きなインパクトを残している。
冨安は強力な守備スキルのみならず、様々なポジションでプレーできる能力を示している。
彼は本領を発揮し、自信を持ってボックス内に侵入し、アーセナルにとって貴重な得点のオプションにもなった。先週日曜日にもエヴァートンにリードされる中でどこからともなく前に顔を出し、ネットを揺らして同点に追いついた。
あの試合での冨安のゴールは多くの人に感銘を与えた。彼はディフェンダーであるが、決定的なシュートを自信を持って打つことができる。万能であるだけでなく、守備のスキルが高く、調子が良ければ攻撃も素晴らしい。
今のパフォーマンスを維持してくれるなら、来季も間違いなく貴重な戦力になるだろう。左サイドバックを誰が務めるかという点については議論が交わされており、新しい選手の獲得が噂されている。
またユリエン・ティンバーが左サイドバックの第1候補になるという話もある。だが、冨安にチャンスを与えてみてはどうだろうか。ベン・ホワイトが右サイドでやったように、彼はそれを自分のものにするかもしれない」
レアル・ソシエダに貸し出しているキーラン・ティアニーを放出する予定となっているアーセナル。来季の優勝を目指すために新しい左サイドバックの補強が噂されている状況だ。
ただ『Just Arsenal』は冨安健洋をファーストチョイスとして考えることもできると主張しており、右サイドで定位置を確保したベン・ホワイトのような存在になる可能性を示唆している。
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