今季限りで現役を引退した元日本代表FW岡崎慎司。
シュトゥットガルト時代にチームメイトだった元ドイツ代表FWカカウとの再会を果たしていた。
セレッソ大阪でもプレーしたカカウはブラジル生まれの元ドイツ代表で、現在はシュトゥットガルトの代表を務めている。
現在、伊藤洋輝らが所属するシュトゥットガルトは今夏にプレシーズンツアーで来日する予定。岡崎はこんな話をしていた。
「キャリアを終えたので、お礼を言いに来ました。シュトゥットガルトは僕にとって初めての海外でした。ここで多くを学び、ヨーロッパでの将来のキャリアに活かすことができました。そのことにとても感謝しています。
(シュトゥットガルト時代は)楽しかったです。あの頃の苦い思い出もいくつかありますが、良い思い出もたくさんあります。カカウら当時のチームメイトには感謝しています。彼らは僕を歓迎してくれました。それまでは日本しか知りませんでしたが、シュトゥットガルトで初めて海外の友人ができました。
まだハングリー精神があり、満足していません。いいクラブでもう1年プレーしたかったのですが、体が限界です。
(今後は)FCバサラ・マインツにもっと関わりたいです。10年前に共同設立したクラブです。日本には大きなポテンシャルを秘めているのにヨーロッパのプロクラブに移籍しても苦労している選手が多くいます。日本にユースアカデミーを設立し、選手たちをマインツに連れてきて、アマチュアレベルの高いヨーロッパのサッカーに徐々に慣れて経験を積み、プロレベルに向けて成長できるようにしたいですね。
(今季のシュトゥットガルトが)2位という素晴らしいシーズンを送れたことはとても嬉しかったです。この数年、1部残留できたことも嬉しかったですよ。
今でも結果をチェックしていますし、日本人選手が定期的にシュトゥットガルトでプレーしているのは素晴らしいことだと思います。
(来日ツアーについては)日本はドイツとは全く違う世界です。街の人口密度は高く、車も多い。人々はオープンで温かく、礼儀正しいです。チームが新しい文化を受け入れ、何よりもおいしい食べ物にトライしてくれたら嬉しいですね(笑)」
シュトゥットガルトは7月28日に京都サンガ、8月1日にサンフレッチェ広島と対戦する予定。