ベルギー代表は17日に行われたスロバキアとのEURO初戦に0-1で敗れた。
前半7分に失点するも、ポゼッションやシュート数では相手を凌駕。だが、ゴールネットを揺らしたシーンは2つともVARで無効と判断された。
ひとつ目はロメル・ルカクのオフサイド、ふたつ目は、ゴールに至る過程でロイス・オペンダにハンドがあったと判定された。
ハンド判定に寄与したのは、adidasの試合球に搭載されたコネクテッドボールテクノロジー。
ボールに埋め込まれたマイクロチップによって、毎秒500回の接触を感知できる。
Adidas' "connected ball" technology just led to a Belgium goal being overturned in the final minutes due to a handball.
A sensor suspended inside the ball captures touches at a rate of 500 times per second.
It sealed Slovakia's 1-0 win over Belgium—the biggest upset in Euros… pic.twitter.com/x1AN62WyAR
— Front Office Sports (@FOS) June 17, 2024
主審が確認するピッチ脇のモニターには、ボールへの接触データが波形として表示された。ただ、この判定は物議を醸しており、元イングランド代表ギャリー・リネカー氏は「でたらめな判定だ」とXに投稿。
『HLN』によれば、ハンドをとられたオペンダとベルギーのドメニコ・テデスコ監督は、こう話していたそう。
オペンダ
「スキャンダラスという言葉は使いたくないが、これはいいことではない。自分ではボールに触れたとは感じなかったが、映像を見ると接触があった。意図的なハンドではないし、DFからも(体を)押されていた。でも、最終的に決めるのはレフェリー。僕がそれを変えることはできない」
テデスコ監督
「それについて話すのは難しい。もし、勝っていれば、もっと自分の意見を述べただろうが、負けたのでフェアな敗者でありたい。なので、ジャッジやVARについて話すべきではない。彼らを信頼すべきだ。私はレフェリーとVARを信頼している。彼らがハンドだと言うなら、受け入れるしかない」
また、ケヴィン・デブライネも「レフェリーはルールに従うだけ。それでいい」と判定をあまり重視していなかったそう。
ベルギーは第2戦でルーマニアと対戦する。