レアル・ソシエダの久保建英は、24日のラ・リーガ第2節エスパニョール戦で今季初ゴールを決めた。
スタメン落ちした久保は後半に投入されると決勝点を叩き込む。得点後のセレブレーションは怒りも感じさせるものだった。
そうしたなか、『Mundo Deportivo』は、「久保タケ、才能、個性、忠誠心」という特集記事を伝えていた。
「ゴール後のセレブレーションは語り草になった。
彼は控えだったことや、ゴールから遠ざかっていたことを思い起こされることを嫌ったが、その後は誰からも愛された。久保にはプレミアリーグから4度オファーがあったが、ソシエダに残るために断った。
第2節はソシエダにとってアジアの贅沢品であり続ける久保の才能、魔力、そして不屈の性格を確認するものになった。セレブレーションは憤怒と執念に満ちていた。
この日本人選手は控えになったことへの怒りをあらわにし、チームメイトに抱きしめられるのを避けた。スタンドの前で耳に手を当てる仕草は、嫌なこと(スタメン落ち)を聞かされた腹いせだったのかもしれない。
マルティン・スビメンディは、久保が先発ではないことを知った時に顔をしかめたと明かした。これまでもそうだったように久保はそれ(ベンチ)を嫌っている。
だから、ゴールするとチームメイトに抱きつかれないように逃げたのだ。最も近くにいたFWウマル・サディクは2度も避けられたが、2人はいまでも友であり、兄弟だ。2人はInstagramでブラザーとしてのやり取りをしていた。
久保は今夏もソシエダ残留のためにオファーを断っている。プレミアリーグからの注目度は非常に高い。実際、プレミアリーグから4つのオファーを受け、ソシエダの会長にも伝えられた。
ただ、彼のプランは常に残留であり、移籍市場終了までに残された慌ただしい日々にネガティブなサプライズはないだろう」
久保はプレミアからの複数オファーを拒否して、ソシエダ残留を選んだそう。そのため、駆け込みでのサプライズ移籍もなさそうとのこと。
なお、イングランドとスペインの移籍市場は現地30日で締め切られる。