毎熊晟矢が所属するオランダ1部のAZは、14日に行われたヘーレンフェーン戦に9-1で勝利した（毎熊はフル出場）。
『NOS』では、「AZが9-1の勝利でヘーレンフェーンとロビン・ファンペルシー監督に屈辱を与える」と伝えていた。
AZにとって9得点はリーグ史上最大の勝利、一方、ヘーレンフェーンにとってはリーグ戦9失点はクラブワースト記録。
今季からファンペルシー監督が率いるヘーレンフェーンは、開幕4試合で1勝1分2敗。3試合時点での失点数は2だったのだが、まさかの大量失点となってしまった。
『ESPN』によれば、ファンペルシー監督は大敗後にこう話していたそう。
「これは厳しい。キャリアでは多くの困難に遭う。これは非常に大きな困難だった。普段よりも多くのことを学ぶことができた。
負ければ腹が立つ。でも、それ以上ではない。他人はトラウマを植え付けようと躍起になっているが、それを避けるために試合中に全てを投げ出すようなことは信じていない。
これもサッカーの一部だ。私はこれでトラウマになってはいないし、選手たちもそうだ。最高の自分たちになるために誰もが歩む一歩だ。それには試行錯誤が伴う。このような時こそ、男らしく、自分のものにしていくことなんだ。もちろん、サッカーの世界はかなり厳しい世界だからね。いまはこれを受け止めて、カメラの前に立つことが大事。
前半は拮抗していた。それ以降がうまくいかなかった。素晴らしいプレーをしていたし、チャンスもあった。うまくいかず、後半にあっという間に3失点したとしても、やろうとしていたことをやり続けるのが重要だ。自分たちのプレーを続けていく。それが私の信念であり、我々の信念だ」
選手を責めることはせず、敗戦にも前を向いていた指揮官のインタビューに放送スタジオからは拍手も起きていたそう。
かつてフェイエノールトやNECなどで監督を務めたマリオ・ベーン氏も、「グループの前でこのような偉大さを発揮するのは素晴らしいことだ。これが自分の哲学であるならば素晴らしい。グループの前に立ち、そのプロセスを継続させたいと思っているのなら、私はそのことに大きな賞賛を送る」とファンペルシー監督を讃えていたとのこと。
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