黒田剛監督のもとで昨季J2優勝を果たすと、今季はJ1で躍進を見せてきた町田ゼルビア。ただ、ロングスローを多用する戦術などが物議を醸していた。

そうしたなか、町田は15日にSNS上でのクラブに対する誹謗中傷に刑事告訴を行うと発表した。

フジテレビ系列の『ワイドナショー』でもこの話題をピックアップ。多い日は1日で1000件ほどの誹謗中傷があったという話にウエンツ瑛士さんやNON STYLEの井上裕介さんはこう話していた。

ウエンツ瑛士

「どんなことがあっても、大前提として、誹謗中傷と批判は全く違いますから、絶対許されることじゃないですし、件数が増えてくると書く側も書きやすくなっちゃうのかなっていう気がして。誰かがゴミを捨てるとゴミ捨て場みたいに思って、みんなが捨てやすくなっちゃうのと一緒で。1~2件だとこっち側も看過してしまうというか、でも、100件増えるとそれに呼応して書きやすくなっていると思う。1000件と先ほどありましたから、そうなるとこちらも最初の1~2件で対処したほうがいいのか、でも、それでつめるにはやりすぎなのかな…」

ノンスタ井上裕介

「この誹謗中傷に関していうと選手に野次を送る、愛があるがゆえに、スポーツが好きがゆえに。(野次の範囲で済むのは)ちゃんとプレーしろよとか。

これってどのくらいの人がちゃんと試合を見て、この言葉を言っているのかが見えないじゃないですか、SNSって。

正直、僕もいろんな悪口がきましたけど。Twitter時代は140文字死ねがきましたね。全部死ねです。それが10何件連続とかありましたね。

(それでも)僕はへこたれないんですけど、うちの母親にもいったりしたんですよ。井上みたいなものを産んだ母親、クズとか…おかんにも悪口が飛んで…。それでおかんはそういうのを見ちゃう人なので、見て心を病んだりとかがあるので。

選手だけじゃないので、チームのことに対するSNS…その周りの人も見たりするじゃないですか、そこはもうちょっとなにか…。だから、刑事告訴はものすごくいいと思っていて、書くほうももっと責任もって書かなきゃいけないと思うし。

どれくらいの数かは分からないですけど、死にアカウントで書いている人が多分多いと思うんですよ。使っていない、ただ悪口を言うためだけ、なんでもいい(SNSアカウント)。東野さん、淳さん、ウエンツさん、みんなに悪口を言うためだけのアカウントを持っているとか少なからずいるので。そういうのはもっと取り締まっていくべきだと思いますよね」

また、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんも刑事告訴を支持。実際、情報開示請求を7件ほど行っているそうで、そういった法的措置を講じたことで、SNS上の誹謗中傷がこなくなったそう。

そのうえで、「ぶつけにくい思いみたいなのが、ネットのほうに流れ込んで憎悪みたいなことになって言葉が荒くなるみたいなロジックなんですかね。とはいえ、許されないですけど」ともコメント。

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なお、犬塚浩弁護士は、スポーツ観戦にはどうしても野次的な見方が入ってくるので、線引きが難しいとしつつ、人格的な批判は許されないと述べていた。

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