日本代表DF谷口彰悟(33)が再び悲劇に見舞われた。

今週まで日本代表の一員として戦っていた谷口。15日に埼玉で行われたオーストラリア戦を終えて所属するベルギーのシント=トロイデンに戻り、20日には首位ヘンクとのリーグ戦に先発した。

しかし開始15分、相手カウンターへの対応が遅れた谷口は、抜け出したナイジェリア人FWトル・アロコダレを背後から倒してしまう。

主審はPKを宣告し、谷口はイエローカードを受ける。しかしVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)により、倒されたのはエリア外だったとしてPKは取り消しに。

その結果、DOGSO(ドグソ)が適用され、谷口にはレッドカードが提示された。

DOGSOとは「Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity」の略で『決定的な得点機会の阻止』という意味。

従来、エリア内でのDOGSOは「PK」「退場」「次節出場停止」となり、『三重罰』と呼ばれていた。ただこれらすべての罰を与えるのは「厳しすぎる」という意見があり、現在は三重罰を緩和するルールが存在している。

PKと判定された段階で谷口はイエローカードだった。しかしPKが取り消されたことにより、逆に谷口個人に対して重い罰が下されたということになる。

「どれだけお前が防いできたか!」憔悴する谷口彰悟に長友佑都がかけた言葉が熱すぎる

オーストラリア戦の後半にオウンゴールを献上してしまい、試合後には憔悴していた谷口。長友佑都らの励ましも受け、気持ちを切り替えて出場していたがあまりにも辛い一週間になってしまった。

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