今季、英2部のリーズに移籍した日本代表MF田中碧。守備的MF2人の負傷離脱にともない、先発起用されると現地での評価を急上昇させている。

田中は18日のシェフィールド・ユナイテッド戦でMFジョー・ロズウェルと中盤でコンビを組むと2-0の勝利に貢献。

『The Leeds Press』によれば、元リーズ選手のリー・ブロンビーとトニー・ドリゴは、田中のプレーを絶賛していたそう。

「田中は明らかに整然としているし、ディフェンスラインに落ちてくる。今日の2人(ロズウェルと田中)は素晴らしかった」

「並外れたプレーだった。田中にはフィジカルがある。間違いなくやれるし、パスも出せる。ボール扱いが最も落ち着いている選手のひとりだ」

データ上でも田中の優れたパス能力が証明されている。Optaによれば、田中はリーズで先発出場した最初の3試合で、175本のパスを記録したそう。これは2013-14シーズン以降のリーズにおいて、開幕3試合時点での最多記録になるものだとか。

ダニエル・ファルケ監督も田中とロズウェルがプレースタイルの適応という課題をうまく乗り越えたと讃えている。

「2人のコンビで最高のパフォーマンスだったね。ロズウェルはこの2年ほどは90分プレーしたことがほとんどなかったし、(本来は)より攻撃的な選手だ。

田中も同じ。彼らはより規律正しくならなければいけなかったし、システムに適応し、ボールを支配し、パスは慎重にならなければいけなかった。

なぜなら、(守備的MF2人が離脱したことで)ディフェンスラインの前で同じようなプロテクションがないからね。我々は彼らとともにそれに取り組んだ。試合ごとに改善しているよ」

日本代表、10月の代表戦で評価を下げた3選手

リーズは開幕10試合で5勝4分1敗の3位で、プレミアリーグ昇格も狙える位置につけている。

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