今季、フランス代表FWキリアン・エムバペが加入したレアル・マドリー。
2023年に退団したカリム・ベンゼマに代わる新たなストライカーには大きな期待が寄せられていた。
だが、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ジュード・ベリンガムの夢のカルテットは、まだうまく機能していない。
そうしたなか、フランス代表でエムバペともプレーしたベンゼマは、『El Chiringuito de Jugones』で、こう話していた。
「問題はエムバペがセンターフォワードタイプではないことだ。彼はフランス代表で”9番”としてプレーすると毎回よくない。そこは彼のポジションではない。
問題なのは、左サイドに彼と同レベルの選手がいることだ。ヴィニシウスを右サイドやセンターフォワードに置くことはできない。彼が違いを生み出すのは左サイドだ。カルロ・アンチェロッティ監督がどうするか見てみよう。
監督がヴィニシウスを動かすとは思わない。彼は左サイドで世界最高の選手だ。エムバペは自分が”9番”だと頭に叩き込まなければいけない、左のことは忘れてね。彼は左サイドを大の得意にしてきたが、いまは別の場所でうまくやらなければいけない。
自分のレアル加入1年目とキリアンとは状況が違う。自分は21歳だったし、彼は25歳だ。同じではない。
彼はレアルに大きなプレッシャーがあることを分かっている。2~3試合ゴールがなければ袋叩きにあう。彼はそれとの折り合いを学ばなければいけない。
自分にプレッシャーを課す必要がある。全ての試合が新しいし、得点を決めなきゃいけない。彼はそのためにやってきたんだし、それをやれるレベルにある」
エムバペもヴィニシウスも左サイドを得意とするタイプ。ベンゼマは、エムバペは生粋の9番ではとしつつ、適応する必要があると述べていたようだ。
そのうえで、「レアルには大きなプレッシャーがある。ここはPSGではない。アドバイス?決してあきらめてはいけない」とも話していたそう。