明治安田J2リーグは、10日にレギュラーシーズンの全日程が終了した。
今年がクラブ創設20周年となった水戸ホーリーホックは敵地でヴァンフォーレ甲府に1-3と敗れ、勝点44の15位で今シーズンを終えた。
J2は1999年に創設されているが水戸は2000年の初参入以来、昇格も降格もしたことがないクラブとして知られる。
来季も変わらず同じ舞台で戦うこととなったが、唯一これまで一度も経験したことがないフェーズを迎えることになる。
GK本間幸司(47)が今シーズン限りでユニフォームを脱ぐのだ。
本間は地元の水戸短大附属高から1996年に浦和レッズへ加入。ただJ1では一度も出場機会はなく、1999年途中に当時JFLだった水戸へ加入した。
以来25年間水戸でプレーし続けており、積み重ねてきたJ2リーグ577試合出場は歴代最多の数字となっている。
一方でJ1での出場はなし。文字通りJ2の番人であり水戸の伝説と言える存在だった。
本間は自身のSNSに「今日で29年の現役生活が終わりました。なんとも言い表せない気持ちだな…」と引退を報告。
続けて、ピッチに向かって深々と頭を下げる自身の写真ととも以下のように感謝を綴った。
J2水戸ホーリーホックで覚醒し「世界規格」の選手になった日本人5名
「サッカーに育てられました。仲間にサポーターサッカーファミリーに支えられて大人になりました。先輩達大人に助けてもらいました。みなさん本当にありがとうございました」