31日にさいたまスーパーアリーナで行われる格闘技イベント『RIZIN DECADE』。
かつて格闘界を席巻した桜庭和志さんの息子である桜庭大世は、同大会でプロ格闘家デビューを果たす。
そうしたなか、桜庭和志さんと元日本代表コンビの宮市亮と槙野智章が『ABEMAスポーツタイム』に出演した。
番組は大世を特集。現在26歳の彼は、大学まで柔道に励んでいたが、大学卒業後は一般企業に就職した。不動産業の営業職として2年働いた後、格闘家を目指すために仕事を辞めたそう。同じ年の那須川天心の活躍ぶりに影響を受けたのが理由だったとか。
父和志さんは、やりたいならやればいいというスタンスながら、思っている以上に甘い世界ではないという言葉もかけたそう。そんな格闘家としての父の存在を聞かれた大世は、こんな話をしていた。
「たぶんお父さんはこれを見ないと思うので、ちょっと言いますけど。本当に格闘家としては世界一すごいお父さんだなとは思います。競技者としてというよりかは選手として、意外と戦績を見たら負けているし、そういうところではなく、色んな人の頭に残る試合だったりとか、おもしろい試合をしたところは、選手として一番尊敬している人です。選手として超えられたらいいなと思います」
この話を聞いた槙野は「うわ、素敵」と反応。一方、宮市は思わず泣きそうになっており、「息子さん…自分も息子がいるので、思いを重ねてしまいました」と話していた。
父和志さんは「嬉しいですし、本人が頑張ってくれれば」と語りつつ、34歳のベテランである矢地祐介相手のデビュー戦は、「正直、厳しいと思う」「まずは、自分のカラー、自分のいいところを絶対出せよという話はしています」と息子にエールを送っていた。