ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは今年5月、自身のポッドキャスト「Mind The Game」で、サンアントニオ・スパーズのセンター、ビクター・ウェンバンヤマを高く評価していた。当時22歳だったウェンバンヤマはNBAウエスタン・カンファレンス決勝第1戦でオクラホマシティ・サンダー相手に41得点・24リバウンドを記録し、2度の延長戦の末に勝利。レブロンはその圧倒的なパフォーマンスを受け、サイズ以外の部分を高く評価していた。スパーズはこの後ウェスタン・カンファレンス決勝を制し、ウェンバンヤマ自身もシリーズMVPに輝いた。しかし迎えたNBAファイナルでは、53年ぶりの優勝を狙うニューヨーク・ニックスの前に1勝4敗で敗退。悲願の初優勝は次のシーズンに持ち越しとなった
ロビンソン、ダンカンと並んだ理由
レブロンはポッドキャスト内でこう語った。「サイズだけじゃない。NBAに今まで存在しなかったタイプの選手だ。IQ、話し方、立ち振る舞い——正しくバスケを覚えたのがわかる。サンアントニオは本当にラッキーだ。デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカン、そして今のウェンバンヤマ。本質を大切にし続けるメンタリティを持つ、一切の妥協を許さない生粋の勝負師たちだ」。ドリブルからのクリエイト、ペリメーターでのステップバックスリーなど、長身には似つかわしくないスキルセットが、このコメントの背景にある。
ファイナルで待っていた結末とは
レブロンの絶賛から数週間後、ウェンバンヤマとスパーズを待っていたのは歓喜と悔しさが入り混じる結末だった。スパーズはウェスタン・カンファレンス決勝でオクラホマシティ・サンダーを下してファイナル進出を果たし、ウェンバンヤマ自身もシリーズMVPを獲得。しかしファイナルの舞台では、53年ぶりの優勝を目指すニューヨーク・ニックスの勢いを止められず、1勝4敗で敗退した。それでもレブロンが太鼓判を押した「本質を大切にするメンタリティ」は、今後も長くスパーズを支えていくことになりそうだ。
