ロサンゼルス・エンゼルスの右翼手ジョー・アデルが、まさかの珍プレーに見舞われた。6月3日のコロラド・ロッキーズ戦の4回、TJ・ラムフィールドが打ち上げた深い右翼への打球をアデルがグラブで弾き、さらに帽子(つば)に直撃してそのままフェンスを越え本塁打となった。MLB公式SNSで即座に拡散し、1993年5月にホセ・カンセコが外野フライを頭に当てて本塁打にした珍プレーと比較するコメントが殺到した。エンゼルスはこの試合8-2で大敗した。

悔しいが前を向く——珍プレーに見舞われたアデルの言葉

試合後、アデルはこう語った。「ラインに近い位置にいて、いつもより少し距離があると感じた。帽子に当たったと思う。オーバーランしたかもしれない」。また「見た目はとんでもないプレーに見える。野球をやったことがないみたいに見えるのが残念だ。でも自分が何をしたかは自分だけが知っている。前に進むしかない」と悔しさをにじませた。投手のグレイソン・ロドリゲスは「今年1試合で3本の本塁打を阻止した選手だ。野球は何が起こるかわからない」とアデルをフォローした。

3本阻止の名手が一転、カンセコと並ぶ珍記録

アデルは2024年のゴールドグラブ賞選考でファイナリストに選ばれ、今季4月4日にはシアトル・マリナーズ戦で1試合3本の本塁打阻止という離れ業も披露するなど、守備の名手として認められてきた。一方でルーキーイヤーの2020年にも、打球がグラブを弾いてフェンスを越えるミスを経験しており、苦い記憶がよみがえる形となった。なお今回の打球はグラウンドにもフェンスにも触れずにスタンドインしたことが確認され、審判団の協議の結果、ビデオ判定なしで本塁打と認定された。

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