コートジボワール代表がスキャンダルに揺れている。FIFAワールドカップ2026にも出場する選手への八百長疑惑がきっかけで、コートジボワールサッカー連盟も対応に追われている。

イエローカードに「異常な額の賭け」があった疑

疑惑をかけられているのはフランス・リーグアンのニースでプレーするFWエリー・ワヒ。米メディア『ESPN』によると、ワヒは5月17日のリーグアンの試合でイエローカードを受けたが、それに対して国際的に相当額の賭けが行われていた可能性があるという。ワヒはマルセイユ検察に逮捕され、一時身柄を拘束されたが間もなく釈放された。「選手のエリー・ワヒにイエローカードが出されることに異常な額の賭けが行われたというものでした」とフランスプロサッカーリーグはコメントした。

ワヒは1月にドイツのフランクフルトからニースにレンタル移籍され、今季はリーグアンの14試合で5ゴールを決めた。フランスカップでは4試合で2得点を決め、ニースの決勝進出に貢献。騒動があった後にも、ワヒは昇格・降格プレーオフの第2戦でサンテティエンヌ相手に2得点を挙げ、4-1の勝利に貢献し、ニースのリーグアン残留を支えた。

入国拒否から一転、ドイツ戦でベンチ入りした経緯

この逮捕、刑事手続きの開始によって問題となったのがコートジボワール代表としてのワヒの開催地への入国だ。W杯の開催国のカナダ当局は、ワヒに対する入国ビザの発給を拒否する決定を下した。カナダ政府は犯罪容疑者や法的リスクを抱える人物の入国に対して厳格な姿勢をとっており、今回の措置もその一環とみられる。

コートジボワールサッカー連盟も対応に追われ、23歳の期待の若手について「この特にデリケートな時期において、我々は選手への全面的な支援を表明し、彼への信頼を改めて表明する。エリー・ワヒはコートジボワール代表チームの重要なメンバーであり続ける」との声明を出して事態の収束を図った。

ワヒは初戦のコロンビア代表戦は欠場。その後、カナダへの入国が認められ第2戦のドイツ代表戦はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

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