クロアチアの司令塔ルカ・モドリッチが、W杯グループLのイングランド戦(4-2で敗戦)で異例の低調なパフォーマンスを見せた。70,389人の観客が見守ったアーリントンのAT&Tスタジアムで、モドリッチは58分でピッチを退き、クロアチアのスポーツデータサービス『Sofascore』のレーティングでは6点という通常より大きく下回る評価に終わった。試合中にPKを与えるシーンもあり、本来のゲームコントロールが持ち味の38歳が苦しい一夜を過ごした。

シュート0・決定的パス0が示すモドリッチの苦境

クロアチアのスポーツデータサービス『Sofascore』によると、モドリッチは交代までにわずか33回しかボールに触れなかった。ドリブルでの持ち運びは13回・合計約97メートルだったが、相手陣内への前進と判定されたものはゼロ。シュートは0本、決定的なパスも0本で、期待アシスト値はわずか0.007にとどまった。

一方でパス成功率は27本中27本の100%を記録し、ロングボールも1本中1本、浮き球のパスも2本中2本が成功するなど、精度自体は健在だった。しかし出場時間に対してアクションの絶対数が少なすぎ、試合への影響力を発揮できなかった。

パス成功率100%なのに影響力が出なかった理由

同記事によると、この試合での最大の個人的な出来事はPKの献上だった。これがクロアチアにとって苦しい流れを決定づける場面となった。デュエル(1対1の競り合い)は1勝1敗、ファウルは1つ受けて1つ与え、ボールロストはわずか2回だったが、タックル0・インターセプト0という数字が示すように、中盤での守備的な貢献はほとんどなかった。クロアチアは2点を奮闘の末に返したが、モドリッチ本来のゲームコントロールが戻らなければグループLでの苦戦が続く可能性がある。

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