ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、入団交渉の際に投げかけた「日本式のトイレはありますか?」という一言が、クラブハウス全体の改修につながっていたことが改めて注目されている。スタン・カステンCEOが「それは重要なことなのか」と尋ねると、佐々木は「大事なんです」と即答。CEOは「わかった、設置しよう」とその場で快諾し、ウォシュレット付き暖房便座トイレが8台設置された。皮肉にも佐々木自身は肩の故障で長期離脱しシーズンの大半を満足に使えなかったが、チーム全員がその恩恵を受けている。
防御率5.88から4試合で自責点4に激変
米メディア『Yahoo Sports』によると、佐々木は5月16日時点で防御率5.88・FIP6.51と苦しんでいたが、続く4試合では24回1/3を投げて自責点4・被安打13・与四球5という安定感を見せた。フォーム改良によって速球の球速は安定して時速約159キロ(99マイル)以上に達するようになり、ホワイトソックス戦では平均球速が2025年最終登板から時速約6.4キロ(4マイル)も上昇した。
佐々木は「身体の機能性と全体的なコンディショニングの調整が助けになった。それが全体として良い方向に働いたと思う」と語っている。
「隠そうとしてはいけない」佐々木が学んだ文化の違い
米紙『LAタイムズ』のインタビューで、佐々木は日本とアメリカの文化的な違いについても率直に語っている。「こっちでは、身体に何か起きたらすぐに伝えなければいけない。隠そうとしてはいけない」。日本では多少の不調があっても「みんな怪我を抱えている」という空気の中でプレーを続けることが求められたが、アメリカでは早期申告が重視されるという違いに戸惑ったという。
またメディア対応についても「文化について誰も教えてくれなかった。だから取材で何を求められているのか分からなかった」と振り返った。
