カーボベルデ代表DFロベルト・“ピコ”・ロペス(アイルランドの母とカーボベルデ人の父を持つ)は、LinkedInのメッセージを通じて代表入りを果たしたという異例の経歴を持つ。当時アイルランドのシャムロック・ローバーズでプレーしながら銀行員として働いていたロペスのもとに、2019年、カーボベルデ代表の当時の監督ルイ・アグアス氏からLinkedIn経由でメッセージが届いた。

ポルトガル語が読めず9ヶ月無視した代表招集

ロペスはこう振り返る。「当時の監督ルイ・アグアスから連絡があった。ポルトガル語でメッセージを送ってきたが、その時の自分には理解できなかった。だから知らずに無視してしまった。スパムだと思っていたんだ」。9ヶ月後、アグアス氏は英語で再びメッセージを送った。グーグル翻訳を使って初めて内容を理解したロペスは「謝罪を重ねながら『カーボベルデ代表に加わる機会がまだあるなら、ぜひ参加したい』と返信した。幸いにもまだチャンスは残っていて、数週間後には手続きが完了し、マルセイユでのトーゴ戦にすでに出場していた」と語った。

銀行員から世界最高の舞台でスペインと戦う

ロペスはその後、アフリカネイションズカップにも出場し、今大会ではW杯初出場となったカーボベルデの守備の要として活躍。スペインとの開幕戦を0-0の引き分けに持ち込む歴史的な結果に貢献した。一通のLinkedInメッセージが、銀行員からW杯選手への道を開いた瞬間だった。

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