ドイツ代表のワールドカップ敗退をめぐり、同国のレジェンドが厳しい見方を示した。米紙『New York Post』によると、ローター・マテウス氏は、ドイツが決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦の末に敗れた後、選手たちの集中力に疑問を投げかけた。焦点になったのは、試合内容だけではない。家族の帯同だ。マテウス氏は、大会中のチーム周辺が落ち着かず、選手たちがW杯に集中し切れていなかったと指摘している。
家族の移動や宿泊が話題に
同紙によれば、マテウス氏はドイツ紙『BILD』の取材で、妻や家族の存在がチーム内の騒がしさにつながったと語った。家族の移動手段やホテルの予約が、チーム内で話題になっていたという。ある選手は母親の同行が認められ、別の選手は妻や子どもの同行が認められた。
一方で、他の家族は一般便を使わなければならなかったとも説明している。もちろん、それだけで敗退が決まったわけではない。ただ、1990年W杯優勝メンバーでもあるマテウス氏は、こうした空気が集中力をそいだと見ているようだ。
「準々決勝まで待てば……」と苦言
マテウス氏は、ドイツ代表が米国に滞在してから2週間もたたないうちに家族が合流していた点にも疑問を示した。本来なら、チームが何かを成し遂げた後、例えば準々決勝に進んでから呼べばよかったという、かなり厳しい見方だ。
だが、早期敗退の後だからこそ、この発言は重く受け止められている。ピッチ内の采配だけでなく、選手の私生活にまで踏み込んだ今回の指摘は、ドイツ国内で異例の波紋を広げそうだ。
