ボストン・レッドソックスのジャレン・デュランが、6月28日のニューヨーク・ヤンキース戦でファンと言い合いになり、球団が警備員を通じてそのファンをフェンウェイ・パークから退場させた。試合後の囲み取材でこの件を問われたデュランは「何も起きていない」と繰り返すだけで、27秒間一切の詳細を明かさなかった。その様子を捉えた動画がSNSで拡散し、物議を醸している。
「叫んでいたから止めた」コントレラスの証言
米老舗スポーツ専門誌『Sports Illustrated』によると、ヤジは数イニングにわたって続いており、8回に激化したという。チャド・トレイシー代理監督は「何イニングかにわたってヤジが続いており、またジャレンに向けて始まったため、彼を下がらせてファンを退場させるよう依頼した」と経緯を説明した。チームメイトのウィルソン・コントレラスが「叫んでいたから、つかんだ」とデュランを制止したと述べた。試合自体は4-1でレッドソックスが勝利。吉田正尚が先頭打者本塁打を放ち、アンソニー・サイグラーがキャリア初本塁打を記録した。
差別的発言・中指・退場——繰り返す問題の背景
デュランにとってファンとのトラブルはこれが初めてではない。2024年にファンへの差別的発言で2試合の出場停止処分を受けた。2025年4月にはクリーブランド・ガーディアンズのファンが「不適切な発言」をしたとして退場処分となり、2026年4月にはミネソタ・ツインズ戦でデュランに暴言を吐いたとされるファンが調査対象となった。この際、デュランがそのファンに中指を立てる場面が撮影されている。
