フランス代表のディディエ・デシャン監督は、パラグアイとの一戦での挑発にも冷静な姿勢を崩さなかった。『ロイター通信』によると、フランスは7月4日に行われた決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)でパラグアイに1-0で勝利し、8強進出を懸けた大一番を制した。簡単な試合ではなく、球際も激しかった。さらに、パラグアイベンチからの挑発もあったという。それでもデシャン監督は、試合後に相手を強く非難することは避けた。
パラグアイはなぜ"無傷"だったのか
同通信によれば、この試合で出された警告はフランス側の3枚だけだった。マヌ・コネ、ブラッドリー・バルコラ、ミカエル・オリーゼがカードを受けている。一方のパラグアイは警告0枚だった。デシャン監督は、これまでのキャリアで多くのことを見てきたとしながらも、選手たちはこうした展開を予想していたと説明。パラグアイの戦い方についても「各チームが望むやり方でプレーする」と語るにとどめた。ただ、相手ベンチからの侮辱的な言葉については、なくてもよかったと振り返った。
エムバペの決勝点、その先にあった結末
主将のキリアン・エムバペも、難しい試合の中で結果を出した。70分に途中出場のデジレ・ドゥエが仕掛けてPKを獲得。これをエムバペが決め、フランスが勝ち切った。デシャン監督は、エムバペについて以前から代表で成熟した姿勢を見せていると語っている。メディアが描くイメージとは違い、彼は最初からそういう精神を持っていたという見方だ。
このパラグアイ撃破でフランスは8強入りを果たし、続く準々決勝でもモロッコを退けて4強進出を決めた。しかし7月14日の準決勝、フランスはスペインに0-2で完敗。大会屈指の攻撃陣を擁しながら無得点に終わった。3大会連続の決勝進出はならず、デシャン監督が指揮するチームは3位決定戦に回ることとなった。

