アメリカ代表FWフォラリン・バログンが、出場停止処分の解除をめぐる騒動について語った。『AP通信』によると、バログンはボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受けた。ルール通りであれば、次戦ベルギーとのワールドカップ決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)では出場停止処分となはずだったが、FIFAがこの処分を一時停止し、バログンは試合に出場した。この判断は大きな波紋を呼んだ。米国のドナルド・トランプ大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に電話した後の決定だったため、UEFAやベルギー側からも疑問の声が出ていた。

バログンは「決定を受け入れただけ」

米メディア『ESPN』によれば、バログンは「レッドカードを受けた時も、出場できると聞いた時も、その決定を受け入れた」と説明した。そのうえで、処分解除の手続きには自分は関与していないと強調している。バログン本人からすれば、自分の外側で進んだ話だった。

しかし、ピッチに立った以上、注目は避けられない。ベルギーサッカー協会(RBFA)からは試合前、FIFAの決定に対する抗議の声が上がっていた。政治的な議論まで絡んだことで、バログンは難しい立場に置かれた。

試合では存在感を出し切れず

ベルギー戦でバログンは得点できなかった。前半31分にはファウルを受け、マリク・ティルマンのFKゴールにつながる場面を作ったが、試合全体としては大きな決定機をものにできなかった。82分には左足でゴールを狙うも、ティボー・クルトワに阻まれている。

試合はアメリカが1-4で敗戦。米メディア『Philadelphia Inquirer』によれば、バログンは「今日は観客に喜ぶものをあまり与えられなかった。それが一番残念で、自分にとって最もつらい」と語っている。処分解除の騒動よりも、本人の中に残ったのは、チームを勝たせられなかった悔しさだった。

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