NBAは7月2日、2026年のサマーリーグ(カリフォルニア、ソルトレークシティ、ラスベガス)で「1本フリースロー」ルールをテストすると発表した。通常1〜3本投げるフリースローを1本に集約し、その価値を元の本数分のポイントに換算する仕組みで、試合のペースを速めることを目的としている。NBAの下部組織であるGリーグでは2019-20シーズンから適用されており、NBA本戦への導入を見据えた実験となる。
第4クォーター残り2分とOTは通常ルール
NBA公式サイトによると、1本フリースローのルールはすべての場面に適用されるわけではない。第4クォーター残り2分間とオーバータイムは通常のフリースローの本数が維持される。過去にGリーグとサマーリーグをテストの場として導入され、その後NBA本戦に採用されたルールには「コーチチャレンジ」「オフェンスリバウンド後の24秒リセット(14秒に短縮)」「トランジションファウルへの1本フリースロー」などがある。今回の実験もNBA本戦への導入を見据えたデータ収集が目的だ。
センサー内蔵ボールで判定精度アップへ
同発表によると、サマーリーグではセンサーを内蔵した「コネクテッドバスケットボール」も並行してテストされる。ボールに埋め込まれたセンサーがボールへの接触を検知する仕組みで、重さや感触・プレーへの影響は最小限とされる。収集したデータは「ラストタッチのラインアウト判定」など将来的な審判支援ツールの開発に活用される予定だ。
なお、サマーリーグのラスベガス大会は7月9日から19日まで全30チームが参加して開催され、全体1位指名のAJ・ディバンツァ(ワシントン・ウィザーズ)は9日の初戦でユタ・ジャズ相手に27得点・7リバウンドをマークし、ウィザーズが92-88で勝利した。
