ブラジルに逆転負けして日本代表がW杯を去った翌日、久保建英は次世代について問われ「4年後、この舞台に立つのはおそらく僕らのままだ」と答えた。中国のサッカー専門メディア(中国最大のポータル「網易」に掲載)の落夜足球はこの発言を「日本サッカーの幻想を突き破る一言」と見出しをつけ、育成構造の本質的な問題を論じた。
26人中13人が新顔でも「最後はいつもの顔」——鈴木彩艶だけが本物の次世代
同記事によると、今大会の日本代表26人のうち13人は「新顔」だったが、試合の重要な局面でピッチに立ち続けたのは堂安律・上田綺世・前田大然・富安健洋ら1997〜98年生まれの顔ぶれだった。4年後には全員が30歳を超える。同記事が「次世代として本大会で印象を残した新人」と認めたのはGK鈴木彩艶のみで、選考漏れした佐藤龍之介ら名前が挙がっていた若手は出場時間を合計しても1試合分に満たなかった。19歳でW杯決勝に出場したスペインのヤマルとクバルシとの対比を「残酷すぎる」と表現した。
「天才は生産できない」——体系が個を管理しようとする文化そのものが次世代の台頭を阻む

同記事はこう論じた。「日本サッカーは30年をかけて精密な人材生産ラインを整備した。統一された戦術指導、規律と実行力への徹底した強調が、戦術素養の高い選手を大量生産してきた。しかしこの生産ラインが最も苦手とするのは、絶体絶命の場面で戦術板を破り捨て、個人の意志で試合を変えられる選手だ。中田英寿も中村俊輔も本田圭佑も、日本サッカーの『団体至上主義』と相容れない野性と孤高さを持っていた。
ヤマルが19歳で世界の頂点に立てたのは、彼が同世代より従順だったからではなく、スペインのサッカーが、本来戦術の規律に縛られるべき年齢の彼に、常識を突き破る勇気を残させたからだ」。久保本人は「自分を押しのける選手が出てきてほしい。それが日本代表が強くなることを意味するから」と語ったという。
