バレンシアに加入した日本代表MF佐藤龍之介が、プレシーズンで結果を残している。スペイン紙『MARCA』は佐藤の活躍ぶりを伝える一方、バレンシアがある事情から素直に喜べずにいる状況を「パラドックス」と表現して紹介した。期待の新戦力が活躍すればするほど、日本代表に召集される可能性が高まる。シーズン中に長期離脱することになる。複雑なこの状況を「パラドックス」として伝えた。

デビュー戦でゴール、募る新戦力への期待

わずか19歳にして、バレンシアへと加入した佐藤は、最初の出場機会から好印象を残している。エルデンセとのプレシーズンマッチでは鮮やかなゴールを決めた。バレンシアは補強が不足していたこともあり、ファンも大いに沸いたという。地元メディア『SUPER DEPORTE』は、佐藤について「プレシーズンの注目選手の1人」と紹介し、新天地での先発定着に期待を寄せている。

一方で、佐藤がクラブで好成績を残すことになれば、日本代表に呼ばれる可能性も高くなる。ワールドカップへのメンバー入りは叶わなかったが、既に代表経験もある。今後の代表召集の行方にも注目が集まっている。

決勝進出なら佐藤の復帰は2月にずれ込む可能性

画像: 決勝進出なら佐藤の復帰は2月にずれ込む可能性

問題とされているのは、2027年1月7日からサウジアラビアで開催される予定のアジアカップだ。日本代表は1月11日にインドネシアとの初戦を迎える。近年苦戦を強いられている日本だが、戦力から考えると間違いなく優勝候補の一角に挙げられる。アジア王座奪還に向けて、日本は2月5日に行われる決勝進出を目指す。

佐藤が選出されるかは現段階では未定ではあるが、日本が決勝まで進出した場合、バレンシアへの復帰は2月第2週ごろになる見込みだ。この時期は、国王杯も重なって選手層が重要になる。新チームで期待が寄せられる佐藤だが、活躍すればするほど長期離脱の可能性が高まる。バレンシアにとって、嬉しい悩みとなりそうだ。

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