ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が7月28日のシアトル・マリナーズ戦で3安打3打点の活躍を見せながらも、試合後に「右腕の筋肉も100%の状態ではない」と新たな故障を告白した。これまで報じられてきた左膝の炎症に加え、その膝をかばう代償動作が上半身・右腕にも影響を及ぼしていることが、フリードマン編成本部長の説明で明らかになった。8月3日のトレード期限で、ドジャースはタイガースのエース左腕タリック・スクーバルを獲得し、大谷の投手復帰が見えない中での補強戦略に決着をつけた。

「まだ7月だから問題ない」——大谷が自ら状況を説明

試合後の取材で大谷はこう語った。「右腕の筋肉も100%の状態ではない。膝と似たような状況だ。今はこれを無理やり進めるべきかどうかの判断だが、まだ7月だから大丈夫だと思っている。8月や9月に同じ状況であれば話は違ってくる」。フリードマン編成本部長は「膝さえなければ、今頃彼はローテーション通りに投げていたはずだ。腕は動かし続けている。100%かと言われればノーだが、7月下旬にそれを言える投手はいない。今回はあくまで膝の問題で、代償動作が出ないようにするためのものだ」と説明した。

オールスター明けの大谷の打撃成績は低調だったが、この日は3安打3打点と復調の兆しも見せた。なお、7月30日には左膝の張りで一時スタメンを外れたが、ロバーツ監督は同日の会見で、金曜からのレッドソックス戦でのスタメン復帰に自信を示した。

スクーバル電撃獲得の代償とは

画像: スクーバル電撃獲得の代償とは

米メディア『CBS Sports』によると、ドジャースは8月3日のトレード期限までに、タイガースのエース左腕タリック・スクーバルを獲得した。見返りに外野手ザイヤー・ホープ、右腕リバー・ライアン、右腕ブレイディ・スミスの有望株3人をタイガースへ放出している。フロントはこれまで先発補強の緊急性を繰り返し否定していたが、大谷の投手復帰が不透明な状況を踏まえ、土壇場での方針転換に踏み切った形だ。スクーバルは今後、ドジャース移籍後初登板を予定しており、3年連続のワールドシリーズ制覇へ向けてローテーションの中心を担う見通しとなっている。

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